2.線維筋痛症(FMS)と診断されるまで

線維筋痛症(FMS)と診断されるまで

発症から確定診断まで
 2010年8月、あのとても暑かった夏に全身の筋肉が痛みだすようになりました。
 当時、部活の顧問やその他の業務で多忙であり、それで筋肉痛になったのかと思っていました。しかし、いつまでたっても痛みは引かず悪化していきました。

最初の通院
 9月に入り、このままではしょうがないので、市内の総合病院を訪れました。最初の通院で先生から、もしかしたらメイラックス(抗不安薬)が悪さをしているのかも、たびたびそういうことはある。とのことでした。当時(今でも)過敏性大腸炎のため別の心療内科から処方されたそれらの薬を服用していたので、少しの間止めてみたのですが治りませんでした。そして悪化していきました。

2回目の通院
 10月に入り、2回目も同じ総合病院を訪れました。CT、X線、血液、甲状腺…などの各種検査を受けましたが異常は見つかりませんでした。
 そのとき、前回とは違う内科の若い先生が病院のデータベースで照会したところ「線維筋痛症」ではないか、と気づきました。しかし、そこに出てくる疼痛計?、圧痛点?などのわからないことや病院には無い器具がたくさん載っており、これ以上はどうにも…となりました。
 病院のコンシェルで、「線維筋痛症」を扱っている病院はないかということで探していただきましたが、いくつかリストアップしてもらったものの、紹介している方も首を傾げながら、といった状況でした。

《追記》
 ここに登場する若い内科医の先生は、とても謙虚で良い先生です。ここで深みにはまっていたら、ペインクリニックに行って仕事と生活を維持することは困難を極めたと思います。

ネットで見つけた病院
 どうして良いのかわからない中で、11月にネットで見つけた個人経営の麻酔科(ペインクリニック)を見つけ、電話をしてみました(便利な世の中になったと思う)。
 電話の内容は「線維筋痛症」って扱っていますか?と質したところ取りあえず来てみてくださいということでしたので受診しました。
 まず、どこが、どのような感じで、どれくらい痛いのかを問診され、フェーススケールでどれくらい耐えられないのかを聴かれました。
 その後、すでにCT他の検査は他院で済んでいたので、その病院の先生が気になるところだけX線を撮って何種類かの薬を処方され、1週間後に再度、病院を訪れました。
 そこで問診であったのはどの薬が良く効いた?というものでした。効いた薬の名前から、神経からきているものだと原因がほぼ確定されました。

痛みで動けなくなった…上司が家まで来てくれた
 その頃には痛みで動けない日もあり、仕事にも出られなくなり何日かしたころ、上司が家まで来てくれました。そこで状況を話し翌日、一緒に病院へ行き病院の先生の説明を一緒に聞いていただき、とりあえず1か月間の療養休暇となりました。
 先生の話では線維筋痛症の疑いでほぼ間違いないとのことで、「広汎性痛症」と診断書には書かれていたと思います。

復職したが…
 1か月後の12月下旬に復職したものの、冬休みを挟んで1月初旬に再び悪化し、更に1か月の療養休暇となりました。
 この頃には先生もY.Uさんの場合は「線維筋痛症」だね、と診断が確定しました。

復職…後日談
 後日談として2011.3.11 東日本大震災が起こりました。痛い体を引きずりながら…というと大げさかもしれませんが、計画停電により電車が走らず、バスで約2時半間をかけて出勤しながら、職場ののなかで広報・防災を担当していたこともあり、職場のホームページの更新をしていました。

ここまでが確定診断までの流れです。
 次は「精神科領域(身体表現性障害)と、ペイン領域(広汎性痛症、線維筋痛症)でのすれ違い」について書いていきたいと思います。