3.線維筋痛症(FMS)…ペイン(痛み)領域と精神科領域のすれちがい

線維筋痛症(FMS)…ペイン(痛み)領域と精神科領域のすれちがい

線維筋痛症(FMS)…ペイン(痛み)領域と精神科領域のすれちがい

心療内科の先生から…線維筋痛症はなくなる!?
(2016年1月現在、線維筋痛症は存在しています)

 当時、過敏性大腸炎で通っていた心療内科の先生に線維筋痛症で1か月療養休暇をとることになったと話しました。
 すると、「あー、うちと薬がかぶる」「線維筋痛症」は無くなる病名だという旨の説明をされました。休んだことにつても叱られたけれど。
 そして「あなたは身体表現性障害」じゃないかと思う」といわれました。
 さらに、ちょっと遠い病院だったので「もう少し自宅に近い病院を紹介してあげるから、次に来るときまでに考えておいて」とのことでした。

治療方針を自分で決めることに…
 どうすればよいのか迷いました。
 いろいろと自分なりに調べてみて、精神科でいう「身体表現性障害」とペインの領域である「線維筋痛症」は、両者ですり合わせができていなかったのです。(発症当時)。だから同じ病気を違う名前で呼んで居るだけかもしれませんし、それぞれに違った部分もあるかもしれません。
 でも自分はここで決断しないと、もう復帰できなくなる気がしました。
 自分なりの決断はつぎのとおりです。  ・・痛みの治療は、麻酔科(ペインクリニック)でないとトリガポイント注射や首の牽引、星状神経節ブロック注射などができないのでそちらへ、そして、過敏性大腸炎と、痛みからくる睡眠の改善は、あらたに紹介していただいた心療内科にお願いし、両者の仲介は自分自身でするということにしました。
 2016年現在もこの方針で治療しています。…治りましたと書きたいのが願望です。
※病院名は今後も書きません。個人経営かつ地元民のためにある町医者に迷惑はかけられないためです。

自分が病気を知らなければいけない?
 このように、2016年現在はだいぶ改善され、また病名も広く知られるようになってはきました。
 しかし、ペインと精神科領域でのすり合わせができていない状況が今後しばらくは続くと思います。ですので自分自身が病気を知ることがとても大切といえます。

次は線維筋痛症(FMS)…「風邪」の診断ができないについて書いていこうと思います。